日大アメフト部問題が過剰になる前に
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とはいうものの、前記事のアップが68日前とか何十何日前とかになると自分でもうんざりする。
そのうえ暑くてぐったりしてるし、介護は続くし、「ああ、今晩も2回トイレに起こされるんだなあ・・・」と思うと睡眠薬を飲んでも眠りは、浅い。
さらにはセクハラ、パワハラ、改ざん、米朝会談中止などなど。なんか知らないけどイライラしている。
私はリビングにはテレビがあるが、部屋にはない。パソコンでラジコをひたすら聴いている。
そうなると四六時中テレビを見ている人のイライラは想像以上で、日大の学長の前で「こちとら江戸っ子でい!」といった悪態のひとつもつきたくなるのもわからなくもない。
で、日大アメフト部問題なのだが、前監督はヤクザだとか、いや、井上コーチはもっとヤクザだとか、M選手かわいそうとか、学長の会見遅すぎとか、日大の理事長も会見しろとかいろんな意見が出ている。
どれもその通りなのだが、今まで「学生スポーツとは何か?」を「大人たち」が考えてこなかったのが、今回の騒動の根幹にあると思う。例えば高校野球ひとつ取っても、猛暑の中何連戦もしたり、その県の出身者がいなかったり、異常な状態が続いていた。それを「汗と涙と青春のドラマ」というキャンディでコーティングして、口に甘い物語にして、観客、視聴者、読者にしゃぶらせてきた。首脳陣を厳しく攻めるのは簡単だ。が、翻って自分たちは「学生スポーツ」の甘くない部分には口にせず捨てるか、もしくは甘くない部分には見てみないふりをしていなかったか? マスコミにも、江戸っ子のおばさんを代表とする観客、視聴者、読者にも責任は大いにある。
奇しくも今年は高校野球100回記念大会だそうだ。ならば100回を期に一旦「ブラック部活」の親玉とも言える甲子園大会を中止し「学生スポーツっていったいなんなのさ?」ということをよく考えろ、というかそんな時期はもうとっくに通り過ぎているのかもしれないが。
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